日帰り18切符の旅〜その1〜
一人で18切符を使って京都へ。


青春18切符なんて素敵ネーミングな切符を使うのは約4年ぶり。

就職して、新幹線のラクさを覚えちゃうと、ど〜も手が伸びなくなってくる。

素敵ネーミングはココからきているのね!なんて思っちゃう。

しかし、1度出発するとドコにでも行ける気がするこの単純さ!

隣でいかにもな感じで時刻表を捲る大学生なんかいると羨ましくなっちゃう!

気持ちだけはネーミングに負けてなくてよぉ〜〜!!

…って、電車中はグウグウ寝てるけどね。
寝てるからあっという間さ(笑)



    *   *   *   


今回、のびのびになっている写経をしにいこうと。

静かな中でやりたいな…ってボンヤリ思っていた。

“5月の新緑の頃、京都に行きたい!”“宿坊に泊まりたい”から派生して、
ずっと考えていた。  


お経を写すことならただひたすらに、真似るコトだけ夢中になれるかな? 
イロイロめんどくさいコト考えず済むかな?

とか少々逃避の気持ちがはいりつつ。。。


元々お習字を習っていたコトがあって墨の匂いは好きだし。


8月に降り立った京都は暑くて緑が眩しかった。

調べて伺ったのは、泉涌寺別院・雲龍院 

まずは泉涌寺を拝観。

仏殿の造りが美しかった。
木が幾重にも重なって、天井に向かって吸い込まれそうだった。


そして楊貴妃観音
優しい微笑みを浮かべてととも美しい観音さま。
思わず見惚れてしまいました。

観音さまの前に、美人になるお守りや、おみくじがあったのには笑ったけどね。


そして、本日の目的地・雲龍院 へ。

写経道場として名がある院で事前申し込みもなくできる。

作法があって、それに従って写経する。

墨は朱墨。

お手本をなぞるから、あまり時間はかからないと前評判をみたけれど、気がついたら1時間半近くたってしまった。

大昔に習ったお習字。
ほぼ15年ぶりに筆を握るも、当時先生に言われたコトを思い出す。

背筋をのばして・・・腕をあげて・・・肘をつけず・・・

とても30分じゃ完成できない。

うまくなぞれない。

気がつけばいつもより下手な自分の字が並ぶ。

朱墨は乾き、日は落ちていく。

足は当然痺れて、腕も痛い。


お寺の体験で、手始めに写経なんかよいかも〜??
自分のペースでできそうだし。
なんて考えは甘かった。

集中するとやっぱり修行の1つなんだと悟りました。


書き終わった後に見たお庭の緑は、来た時よりも色濃く眩しく見えました。


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